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天万山
【てまやま】


要害山,または峰松山,岩坪山ともいう。西伯(さいはく)郡西伯町・会見(あいみ)町の境にある山。標高329m。会見町寺内の南にあって,北に向かって段々に低くなる。「古事記」の大己貴命の受難神話の山で,東麓には赤猪岩神社が,西麓には古代水分(みくまり)信仰の跡である清水井がある。「伯耆合戦記」には当山の城主戸田安房守と鎌倉山の浅野越中守の合戦のことが述べられている。山の形からみて,古代人の神南備山であったと考えられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7176035