中山原
【なかやまはら】
西伯(さいはく)郡中山町中央部,下市川の上流に位置する標高300~400mの火山山麓の高原。平坦な地形で下市川の支谷が深く下刻し,畑地・牧場として利用される。荻原の集落がある。江戸期に関見から中山原に至る路傍に道標として一町松が植樹されたが,残存するものは19本で町指定天然記念物。中山原へは,本来はこの大山参詣道を利用していたが現在では農道が完成し,下市から直接往来することができる。地名は中山町の高原の意。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7176274 |