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宝珠山
【ほうじゅさん】


西伯(さいはく)郡大山(だいせん)町にある山。標高1,121.7m。三鈷峰から北へ伸びる尾根すじを宝珠尾根と呼び,大山寺のすぐ東側に位置する。また,宝珠尾根は三鈷峰を中央円頂丘とする爆裂口の西壁を形成しており,中ノ原に終わる。その最も北に位置するピークが宝珠山で,山頂より下宝珠尾根・中宝珠尾根・上宝珠尾根と区別して呼ばれ,さらにユートピアをへて三鈷峰へと至る。ブナ林帯の真只中にあり,北面は爆裂口からの砕屑岩流の形成したいわゆる中ノ原・上ノ原とよばれる緩斜面で,スキー場として親しまれてきたスロープをつくる。大山寺から寂静山を経て当山に至るハイキングコースは,春の新緑,秋の紅葉が美しく,絶好の探鳥の場でもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7176842