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水尻池
【みずしりのいけ】


気高(けたか)郡気高町にある池。「因幡志」には「東西3町余・南北5町余・周囲35町余なり」とある。かつては日本海の一湾入であったものが北方を砂丘でふさがれてできた潟湖である。池に面して北東に水尻集落があり,山陰本線を挾んで,南に奥沢見(おくぞうみ)集落があるが,その集落名が示すように,むかしは,沢であり,水のたまる尻部であったのだろう。地形図には水尻池という周囲約800mの南北を底辺にした三角形のものが記されている。海面より低いため,夏季は砂丘の北にある日本海に電力で排水し,緑一面の水田になるが,収穫の済んだ冬場には池となって水をたたえる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177001