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三原高原
【みはらこうげん】


三原台高原ともいう。八頭(やず)郡佐治村余戸の南方から岡山県境まで広がる高原。標高800~900m。地質は鮮新世の玄武岩や安山岩で溶岩台地を形成している。この高原の大部分はススキの草原で,30haにも及ぶ。この群落にはススキが絶対的な優占種でオオアブラススキ・トダシバがこれに続き,シラヤマギク・ヒキオコシ・ヤマハギ・ツリガネニンジン・オカノトラノオなどが見られる。氷ノ山後山那岐山国定公園に含まれ,今後の観光開発が期待されている。高原の北麓には民話で名高い佐治谷があり,名石で有名な佐治石の産地でもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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