100辞書・辞典一括検索

JLogos

17

赤禿山
【あかはげやま】


隠岐(おき)郡知夫(ちぶ)村にある山。知夫里(ちぶり)島西部に位置し,標高324m。山名は露出している玄武岩の溶岩台地が赤褐色に見えることによる。また山の傾斜が緩やかなことから赤平山ともいう。頂上を境にして,居島牧・中牧・西牧の牧畑が山一面を占めている。中牧一帯は特に傾斜が緩やかで,牛馬の放牧が多い。牧畑の境界は木柵または石垣で仕切られ,中牧には万里の長城と呼ばれる石積垣が延々と続き,独特の牧場風景を示している。郡(こおり)・仁夫(にぶり)・古海(うるみ)の3地区から登山路が開けている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177507