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家督山
【あとどやま】


隠岐(おき)郡海士(あま)町大字福井(ふくい)にある円頂丘。標高246m。玄武岩台地の中に噴出した粗面岩丘。帆船時代には航海の目標となった。北側の玄武岩台地は養蚕の盛んな頃には桑畑として利用されたが,現在は学校・運動場・国民宿舎などが設置されている。東南方には海士平野が開け,北東には菱浦(ひしうら)湾がある。家督山から菱浦湾の風景は,文豪ラフカディオ・ハーンの「日本瞥見記」に清閑な地として称賛されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177578