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飯の山
【いいのやま】


隠岐(おき)郡西郷町岬(みさき)半島にある山。標高236m。アルカリ石英粗面岩からなり,北麓に珪藻土の70m内外の台地が発達。大正年間,珪藻土採掘の際台地中から多数の横穴古墳が発見され,その古墳中に壁画の刻まれていることが確認され,考古学上注目を集めた。国の史跡に指定されたが,珪藻土採掘業者との間に紛争が生じ史跡指定解除となった。また当山付近一帯の台地上は縄文時代以来の居住地であったと推定される。西郷湾を隔てて西郷町の市街部と相対し,南方の台地は現在隠岐空港として利用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177663