100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

一兵山家山
【いちべえさんかやま】


広島県山県(やまがた)郡芸北町才乙(さいおと)と那賀(なか)郡旭(あさひ)町大字来尾(きたおう)との県境にある山。標高951m。冠(かぶり)山の東に位置し,長者原がある。峠道は旭町大字都川(つがわ)の谷集落の人々と来尾の人々との交通路。山名は,この地方ではかつての共有草刈山のことを「さんか」「さんかやま」と呼び,これに山家の文字をあてたものであろう。当山がどのような共有関係にあったか明確でないが,明治14年10月才乙村と都川村の関係者が境界約定書をつくり,山県郡長と那賀郡長がこれに確認を与えたものを交換している(旭町誌上巻)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177792