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稲積山
【いなづみやま】


益田(ますだ)市の市街地中央やや東寄り,国道191号沿いの益田川と,その支流多田川の合流点上にある山。標高50m。険阻な独立丘である。北の斜面は採石のため掘り崩され,東方は山崩れにより地膚を表し,山容は大きく変わっている。稲積山は相対する稲岡山とともに古代吉田平野の稲穂を乾燥した山と伝えられ,稲を冠した山名がつけられている。南北朝期,石見の国司として南朝方の指揮をとった日野邦光の拠城であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177808