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石見高原
【いわみこうげん】


中国山脈に並行して石見地方に見られる標高300~500mの浸食によってできた高原。中国脊梁山脈をはさんで吉備高原と対している。石見高原は江川(ごうのがわ)の中流域で最も典型的な地形を残している。この川の激しい浸食作用によって削られた河谷をはさんで北の邑智(おおち)郡川本町三原地区と南の石見町の矢上(やかみ)盆地は同じ高度である。一帯の地質は後期白亜紀の流紋石英安山岩質であるが,矢上盆地周辺は黒雲母花崗岩質で,古来鈩(たたら)による和鉄生産が盛んであった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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