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敬川浜
【うやがはま】


江津(ごうつ)市の西南部を北流する敬川(うやかわ)河口部の東西に展開する日本海沿岸の砂浜。西は佐名目(さなめ)浜から中浜・神主(かんぬし)地区にわたる。敬川と水尻川の運搬する土砂と沿岸潮流によって合成された海浜で,往時は宇屋賀浜とも書かれた。延元元年5月足利尊氏が石見の南朝勢力の一掃をはかり,上野頼兼を派遣した際,上野方の田村四郎盛泰が宇屋賀浜に出て都野氏・川上氏と戦った古戦場。明治31年浜田連隊が置かれてから敬川浜は演習場として利用された。第2次大戦後は開拓団の入植により開墾されたが,現在は誘致工場用地・住宅地と変容し景観も一変した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7178019