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大井浜
【おおいのはま】


松江市の東部,中海(なかのうみ)の西岸,大井町の海岸である。「風土記」に見える地名で島根郡の条に,「大井浜。則ち海鼠(なまこ)・海松(みる)あり。又,陶器(すえもの)を造れり」とある。奈良期には,中海は意宇海(おうのうみ)といい,西の宍道(しんじ)湖も続いて,東西から日本海と通じ,海峡状の地形で入海となっていた。「風土記」所載の大井神社があり,社前に大井と称する清泉があって,清冷で,どんな日照りにも湧出し,地名もそれに由来する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7178087