大原山
【おおはらやま】

邑智(おおち)郡瑞穂(みずほ)町と羽須美(はすみ)村の境界にある山。標高665m。北部の大手山（539m）とともに南北にほぼ直線状に連なり北部は出羽(いずわ)川峡谷によって切断されている。両山塊の鞍部に標高380mの石堂峠がある。この峠は江川(ごうのがわ)沿岸と奥山間地を結ぶ通路にあたり，羽須美村～宇都井谷～水越峠と一連のルートをなしていた。現在は広域道路の予定線に計画されている。大原山の北方，山頂がわずかに高度を下げる突端を総南山（僧庵山の転訛）といい，テレビ中継塔が立ち，瑞穂町のスカイラインを形成している。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7178204