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亀谷峠
【かめだにとうげ】


邑智(おおち)郡瑞穂(みずほ)町大字上亀谷(かみかめだに)と広島県山県(やまがた)郡大朝(おおあさ)町の境界にある峠。峠道は広島県境にそびえる唐代(からしろ)山と上平(あげひら)山の鞍部を通る。標高660m。古代,柿本人麻呂が石見国から京にのぼった時に通った峠道がこの地であるという説があり,「万葉集」巻2に「小竹(ささ)の葉はみ山もさやに乱るともわれは妹思ふ別れ来ぬれば」と妻に別れて上京する時に詠んだ反歌がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7178597