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近所谷
【きんじょだに】


能義(のぎ)郡広瀬町上山佐(かみやまさ)の近所奥にある小谷。谷を入って0.6kmほど奥に6mぐらいの滝がある。布部(ふべ)山合戦の際敗軍の尼子落武者が落ちのびた形跡がある。伝説によると山中鹿介が軍用金を持たせ布部水谷口から逃がした家来が,軍用金の重いのにもてあまし,この滝の付近に埋め,目印に白南天を植えて松江の末次(すえつぐ)に落ちたといわれている。かつてこの付近から刀剣・甲冑の破片を採集したこともあると語り継がれている(広瀬町史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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