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櫛島
【くしじま】


日本海沿岸温泉津(ゆのつ)湾の北西約1.5kmに位置する島。大字温泉津に属する。古くは串山(くしやま)ともいった。島名は,旧温泉津村の氏神,竜御前(たつのごぜん)神社の祭神の天降の祭をこの島で行った時,斎串(いくし)を立てた地の意から起こったという(温泉津案内)。標高約37mの串山が中心部に盛り上がった地形を呈し,面積0.04km(^2)。串山は中世の城址串山城があったところ。天文9年,大内氏から城主出原次郎四郎への坪付が与えられ,尼子氏の軍勢を防いだ中世以来の軍事上の要地(島根県史)。現在では,コンクリートの橋が架けられ,島全体がキャンプ地のようになっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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