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笹ケ谷鉱山
【ささがたにこうざん】


鹿足(かのあし)郡津和野町大字内美の奥の砥石(といし)山(481.8m)を中心とする東西約2km・南北約700mの長方形に広がる山。高度300~480m。地質的に見ると石灰岩や砂岩の中に石英斑岩の貫入した接触鉱床として黄銅鉱・硫砒鉄鉱・閃亜鉛鉱を主として産出した。その開坑は弘安年間とされているが,江戸初期から幕府領となり,大森銀山奉行配下として畑迫堀家が経営を続け,明治以後も同家によって経営され,昭和8年まで稼行。それ以後は日本鉱業など経営者が変わり,昭和46年閉山となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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