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沢池
【さわいけ】


大原郡大東町大字山王寺(さんのうじ)字沢にある池。「大東町誌」によると宝暦13年頃には築かれていたという。城床山の東北山腹の標高400m付近にある面積約5haの池の水源は湧き清水で,水はいつも清く澄む。いつの頃からか池の主は蛇であると伝えられ,日に1,000人もの参詣者が出たり,たたりを恐れて灌漑の水も引けなくなったりした。明治10年,巡査立会いのもとに蛇の有無を確かめる騒ぎとなり,この水干しののち再び池は灌漑に用いられるようになったという(大東町誌)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7179275