新道峠
【しんみちとうげ】

八束(やつか)郡島根(しまね)町・鹿島(かしま)町の境にある標高259mの峠。新道とは町内加賀(かか)・大芦(おわし)より北山山系を縦断し松江市に至る道（10km）のことをいい，その中途にある峠。松江に至る最短コースとして利用され，かつては生魚などを背負い，越したという難所で，峠には賽の神を祀る。町民多年の願望である主要地方道松江～島根線は，ほぼこの路線に沿い設計され，昭和55年完成を期して工事が進行中。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7179611