100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

高瀬山
【たかせやま】


簸川(ひかわ)郡斐川(ひかわ)町の大字学頭・神庭境にある山。標高306m。中世の城址があり,中世末尼子十旗の1人米原氏が拠った。城主米原平内兵衛綱寛のとき毛利氏の攻撃にあい元亀2年落城,その後廃城となる。「雲陽誌」は「高清水という,世俗高瀬の城とも号す」と記している。現在も頂上に甲の丸(つめのまる)と呼ばれる平地を残し,その下方に数段の建物跡と思われる平地を残す。大字神庭の神庭谷口・宇屋谷口を大手として北方に簸川平野と宍道(しんじ)湖の眺望ができる。搦手の尾根は大原(おおはら)郡方面に通じる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7179817