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高櫓山
【たかやぐらさん】


簸川(ひかわ)郡佐田町大字反辺字淀にある山。標高320m。戦国期の高櫓城址で,「雲陽誌」に「高矢倉山という。尼子晴久の幕下本庄越中守居城なり,尼子敗軍の後此山落城す,毛利輝元の旗下熊谷与右衛門をこめおかる」とある。慶長年間熊谷氏は毛利氏に従って萩(はぎ)(山口県)へ立ち退き,この城は廃城となった。この山は城跡としての構えを残し,山上に高櫓城以来の宇佐八幡宮が祀られている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7179865