100辞書・辞典一括検索

JLogos

10

堤浦
【つつみうら】


隠岐(おき)郡海士(あま)町西部にある浦。江戸期には崎(さき)村の領域に含まれていた。古くは鼓浦と書いた。「隠州記」に「是に田あり,此所夷(えびす)崎というところに,恵比須のようなる岩あり,古老伝えて曰く,此所に鼓ケ嵩(つづみがたけ)と云所あり,鼓浦なれ共,誤て堤浦と云来ると」とある。知夫(ちぶ)および浦郷(うらごう)から中ノ島上方(うえがた)に渡る船着場である。集落形成はないが,浦郷・知夫・別府(べつぷ)からの連絡船の接合点で交通上の要地である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180127