100辞書・辞典一括検索

JLogos

7

津ノ目山
【つのめやま】


邑智(おおち)郡邑智町の中央部に位置する大字高畑にある山。標高370m。江川(ごうのがわ)に面した東側は絶壁で,江川はこの下で大きく曲がって早瀬をつくり,俗に津ノ目の瀬と呼ばれている。江戸期,江川を下る舟がしばしばこの瀬で遭難した。土地の故老の書留に「見(つのみ)の瀬」とあるので,この山も「つのみ山」であったかもしれない。柿本人麻呂の没所「鴨山」を探訪中の斎藤茂吉博士が昭和9年,この山が「鴨山」ではないかと仮定したことがある。角目山と書いたものもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180147