100辞書・辞典一括検索

JLogos

20

詰坂山
【つめざかやま】


八束(やつか)郡島根町大字加賀(かか)・野波(のなみ)の境にある山。標高295m。江戸期松江藩は,島根郡を詰坂山の稜線を境に東野波浦以東を東組村,西加賀浦以西を西組村,他に中組村の3地区に分け統治した。詰坂路は野波~加賀を結ぶ険阻な坂道(総延長約6km)であるが,隔絶した両地区の経済・文化・通婚等の交流を図る唯一の要路であった。峠には賽の神と石地蔵を祀る。昭和36年県道千酌(ちくみ)~鹿島~松江線開通までは車の通らぬ県道であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180162