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天場山
【てんばやま】


能義(のぎ)郡広瀬町上山佐布部谷,古城址をもつ丘陵。「皇国地誌」に「古跡天場山,麓に的場という小字今なお存す」とある。天場山は天馬山とも記され,天険を利し前方に山佐川を控え,独立した山で小規模ながら戦国期の防備拠点として地の利を得たもので,城郭は南北朝期の形式といわれる。テンバ,すなわち豪族の御殿があったので御殿場山と呼ばれ,天場山に転訛したものではないかと「山佐村誌」に記されている。頂上南北に30aの平坦地,構成に館跡・馬場跡などがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180203