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中峠
【なかとうげ】


那賀(なか)郡旭(あさひ)町大字都川(つがわ)にある峠。標高370m。江戸期都川は津和野藩領,大字市木(いちぎ)は浜田藩領,その領境は中峠を越木(こしき)側に下った山麓であり,中峠は津和野領であった。重富(しげとみ)から石浦峠の急坂を下ると直ちに都川川に架けられた赤谷橋を渡り中峠の急坂にかかる。石畳舗装にしていた。越木側からの上り道は車道になった時壊されたが,赤谷橋付近に旧態をとどめている。中峠から赤谷への道を歩く人はなくなった。頼山陽がこの峠で詩を詠んでいる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180378