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長見
【ながみ】


旧国名:石見

永見とも書く。浜田川の支流中筋川の流域。南部の那賀(なか)郡弥栄(やさか)村との境には周布(すふ)川が流れる。地名の由来は「八重葎」に「長見村と号する所以は,人皇四拾代天武天皇第四の皇子長見皇子山狩の達人故,四十三代元明天皇此皇子に詔り仕り給い,石見国大鹿多分出現して五穀を食う。民大いに苦しむよし奏聞に及び,皇子下りて是を平げ給えと,命に依りて此所へ下り御狩仕り給うよし,前村にも云大鹿を取る功有るによって村名をば長見村と改む」とある。
永見村(中世)】 鎌倉期からみえる村名。
長見村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
長見(近代)】 明治22年~昭和38年の大字名。
長見町(近代)】 昭和38年~現在の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180411