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鳴沢池
【なるさわのいけ】


隠岐(おき)郡都万(つま)村にある湧水池。高田山の山頂に位置。長径4m程度の小池。至徳年間,都万の地頭佐々木次郎左衛門の娘小花姫に神託があり,鳴沢池から出現した神体を祀ったのが高田明神と伝え,当池は村人からあがめられている。高田明神には,室町期,著名な歌人二条良基をはじめ,当時の堂上公家が隠岐の諸事象を歌った「至徳百首和歌」が奉献され,中世文学史上重視されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180480