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野坂峠
【のさかとうげ】


鹿足(かのあし)郡津和野町大字中座(なかざ)字門林(かどばやし)から,山口県阿武(あぶ)郡阿東町徳佐上へ越す峠。標高370m余。中世から盛んに利用され,江戸期には津和野藩・長州藩の番所が峠下に設けられた。明治19年国道が完成すると,津和野・三田尻(みたじり)間の人力車・馬車・荷馬車・大八車の往来が盛んとなり,峠の上に茶店が2軒もできた。しかし大正11年国鉄山口線の開通により,次第にさびれた。ここからやや東寄りの国道9号の野坂トンネルは全長114m。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180631