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鉢伏山
【はちぶせやま】


能義(のぎ)郡伯太(はくた)町大字安田の北谷にそびえる142.7mの城山。尼子氏時代の砦があったと伝えられている。山姿は鉢を伏せた姿に似,砦(とりで)跡と思われる山頂は平坦で眺望が開ける。北麓には城越し・後案内・馬隠しの地名が残ることから砦の裏木戸か。また,南麓には,安弓・案内口・案内の地名が残り,表門であったと思われる。また付近を流れる川を血拔(ちぬき)川と呼ぶが,戦いがあって血刀を川で洗ったためと伝える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180724