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伴蔵山
【ばんぞうやま】


邑智(おおち)郡羽須美(はすみ)村の南部に位置し,西は戸河内峠,東は長田川峡谷,南は戸河内川,北は川角(かいずみ)の谷に囲まれ東西に長い山。標高501m。備後高原に続き中国山地中位面高原の一部。深層風化を受けた花崗岩で構成され,古代より砂鉄採集が行われたが,雨水の浸透しやすい地質で,明治中期山崩れを起こした。山麓の川角集落では,耕地の底に地下水の排水溝を設置し,山崩れを防止している。昭和48年リゾート羽須美の一環として「自然回帰高原」と呼称し,遊歩道・キャンプ用古代住居型小屋3棟・木造展望台2基を建設し,自然と調和を保った景観を呈している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180806