100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

二胯島
【ふたまたじま】


隠岐(おき)郡海士(あま)町北方の日本海上にある島。「隠州記」海士村の条に「二胯島,本郷より北方壱里沖にあり,周り五町二十間,高さ三十五間在,近所舟島在」とみえる。島名は島が中央で分かれて2個の突起を成していることによる。この島は国の天然記念物オオミズナギドリの生息繁殖地で,現在保護区域になっている。島の位置が島後(どうご)海峡の西の入り口になっているので,対馬(つしま)暖流の潮流が激しく網漁業には適しないが,ブリの1本釣り・漕釣りの好漁場である。夏季にはトビウオ漁がこの付近で盛んに行われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181079