100辞書・辞典一括検索

JLogos

5

文道寺坂
【ぶんどうじざか】


八束(やつか)郡島根(しまね)町大字野波(のなみ)の里路谷(さとじだん)の坂尻を起点とし,枕木(まくらぎ)山と澄水(しんず)山の間の峠(文道寺坂)を経て,松江市上本庄(かみほんじよう)町川部(かわべ)に下る古道。この道路は文道寺越(ごし)といって古くから,本庄・美保関(みほのせき),また松江城下への最短路として最も利用された。かつては峠付近に枕木山の華蔵(けぞう)寺や澄水山の澄水寺と勢を競った仏道寺があった。この寺名がなまって文道寺となったと思われる。通称は「ぶんどじ」といい,これを文道路つまり文道寺道の意に用いた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181110