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傍示峠
【ぼうじのたお】


広島県山県(やまがた)郡芸北町大字荒神原(こうじんばら)と那賀(なか)郡金城(かなぎ)町大字長田(ながた)との県境にある。傍示峠とは安芸と石見の国境を示す杭(くい)を立てている峠という意味である。古代・中世・近世を通じての文物交流交易の主往還の1つであった。かつて道標のあった位置は現在国道186号の道路になっており,旧県道は国道のはるか下方に廃道として残る。江戸期の道はさらにその下方の谷からこの峠に登っていた急坂であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181126