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宝満山
【ほうまんざん】


八束(やつか)郡東出雲町大字内馬(うちうま)の南部にある山。標高約140m。銅鉱を産し,慶応元年から松江藩によって開発された。明治期に入り,工部省鉱山寮の管轄,地元事業家の共同事業と経営主体が変わるが,やがて石見の鉱山家堀氏の経営に移り,明治末期から大正前期にかけて最盛期を迎えた。当時は従業員200人を超え,年産額30万円を超えた。第1次大戦後の不況のなかで,大正10年には廃山となった。当時鉱害が問題となったが,今日も残留鉱毒があり,問題となっている。鉱山は内馬鉱山ともいう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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