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円山
【まるやま】


邑智(おおち)郡川本町の西端大字田窪(たくぼ)の南寄りにある山。標高482m。広さはおよそ0.66km(^2)。中世末,毛利氏と戦って敗れた小笠原氏が大字川本から旧三原3か村に移住し,天正11年この山の頂上へ築城を始め同13年完成した。しかし,8年後の文禄元年,毛利氏の手により落城,小笠原氏は出雲国神西へ移された。独立した山で,東側は急峻をなし,南・西・北とひらけて天然の要害をなしている。山上には現在でもそれとわかる城址が残る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181348