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三国山
【みくにやま】


邑智(おおち)郡羽須美(はすみ)村大字上田にあり広島県との境界をなす山。標高448m。山名の由来は石見・備後の国境であり,それに出雲に近いところから三国山と呼ぶようになったと里人はいう。脊梁部山地の主軸に位置するが,江川(ごうのがわ)関門に近接し,備後高原に続き中位高原面の山塊を形成した。山麓の江川畔の上ケ畑には秩父古生層に属する石灰岩の露出があり,邑智郡内においては瑞穂(みずほ)町大字高見とともに地学上重視される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181377