御崎山
【みさきやま】

隠岐(おき)郡西郷町大字今津と岬(みさき)町にまたがる森林。玄武岩の溶岩台地に立地。中世には今津村および現在の西郷町付近の村々の入会林で，用材・薪炭材の採取地であった。明治期に開拓に着手されたが，用水が得られず耕地化は進まなかった。第２次大戦後開拓が進み，あわせて水道設置もなされ，急速に耕地化が進んだ。現在隠岐空港が御崎山の南部に設けられ，西郷町市街部と西郷大橋を通じて結ばれている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7181391