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南谷
【みなみだに】


隠岐(おき)郡布施(ふせ)村にある谷。布施村には西部山地から東流する3渓谷があり,南から南谷・中谷・北谷の名称がつけられている。南谷はその源を大満寺(だいまんじ)山麓に発し,全長6km程度で,谷頭は2谷に分岐している。南側の支谷は深山(みやま)溶岩台地の南側にあって藍屋(あいや)谷・蛇谷(じやだに)とも呼ばれ,北側の谷は男山(おやま)谷と呼ばれている。南谷は北谷・中谷に比べ谷幅も広く,水量も多いので,早くから水力発電所が設置された。南谷は人工林がよく発達し,岩倉杉等の古木も現存していて天然林時代の面影を伝えている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181478