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矢滝城山
【やたきじょうやま】


邇摩(にま)郡温泉津(ゆのつ)町の東端,温泉津町湯里大字西田と大田(おおだ)市祖式(そじき)町の境界にある山。大江高山火山群の一峰で,東方の銀山仙山(せんのやま)と対峙する。標高637.8m。北側の鞍部に降路(ごうろ)坂があって,銀山と温泉津を結ぶ街道の要衝であった。銀山開発2年後の享禄元年,大内義隆が矢滝城を築城,その城山で銀山守備のうえから重視された。その後も小笠原氏・尼子氏・吉川氏・毛利氏などによる銀山の争奪戦の要塞であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181679