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要害山
【ようがいさん】


大田(おおだ)市大森町の山。標高430m。付近にヤマブキの花が咲き乱れていることから,別名山吹城山ともいう。かつて大内氏が山吹城を築き,銀山領有の拠点とした銀山守備の城跡地。大永年中~永禄年中の40年間,銀山の争奪戦が展開された。銀山を訪れた細川幽斎は「城の名もことわりなれやまぶよりもほる白銀を山吹きにして」と詠んでいる。頂上の本丸からは,前面に銀峰山が眺められる。登山道は清水寺前の銀山道から分かれる「牛の首道」がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181809