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鎧ケ滝
【よろいがたき】


能義(のぎ)郡伯太(はくた)町大字横屋(よこや)地内にある伯太川の滝。古く伯太川の流路は,字甑岩(こしきいわ)に巨岩があったため700mほど迂回していたが,文化9年母里藩士黒川某氏が岩石の開削を企て,ついに長さ220m・高さ182m・幅36.4mの岩石を切通して伯太川を直流させた。旧水路はおよそ3haの田地となり,開削された玄武岩層の凹所を鎧ケ滝と称するようになった。その由来は岩層節理の状が鎧の編み目に似ていることによる。近年大規模な採石場が周辺で営まれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181887