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鷲ケ峰
【わしがみね】


隠岐(おき)郡布施(ふせ)村にある岩峰。標高563m。島後(どうご)東部山中に岩膚を露出して屹立している断崖。隠岐片麻岩を基盤とし,第3紀古層・流紋岩が被覆。灰白色の絶壁が屏風のように垂直に立ち,岩壁の中央部の大きな空洞は大鷲の巣と呼ばれ,山名の由来となっている。大満寺(だいまんじ)山・葛尾(つづらお)山から当地にかけての山岳地帯は中世以来修験道の修行場。付近の山地は布施村有林中の天然林で自然保護林となっており,昭和50年には観光道路も開設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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