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菊ケ峠
【きっかたわ】


赤磐郡吉井町仁堀東と塩木の間にある峠。主要地方道岡山吉井線が通る。同町合田から光木字高田に至る約10kmに及ぶ坂道は一般には仁堀乢と称されており,菊ケ峠はその坂道の頂部に当たる。江戸期,岡山城下と作州倉敷(現英田(あいだ)郡美作町林野)を結んでいた倉敷往来は一谷南側を通っており,菊ケ峠を通る道は大正元年県庁発行の「岡山県管内全図」では主要な道路として登場する。大正12年2月赤磐郡瀬戸町瀬戸と周匝(すさい)村(現吉井町周匝)の間に乗合自動車が開通した。現在は中国縦貫自動車道と岡山市を結ぶバイパスの役割を果たしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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