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木山
【きやま】


真庭郡落合町にある山。標高414m。山体は三郡変成岩よりなる。山頂には平坦面があり,真言宗の別格本山医王山木山寺と,木山神社がある。木山神社は農耕牛馬殖産の神として庶民はもとより,中世から近代の支配者の庇護を受け,美作西部の一大信仰地として栄え,小規模ながら門前町が形成された。民間の年間行事の中にまつわるものが多く残っていた。社叢は杉やヒノキの巨木が林立し,木山郷土自然保護地域に指定されている。昭和37年木山神社本殿を残して山麓に里宮を移転した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7183422