100辞書・辞典一括検索

JLogos

5

高清水高原
【たかしみずこうげん】


苫田郡上斎原村北部から鳥取県三朝町に広がる小起伏面。標高800~900m。恩原高原と同一の地形面で,昭和30年代にキャンプでにぎわった。最高点の大畝(おおうね)山は標高975.6mで県境をなす。中生代後期の花崗岩類の基盤上を新第三紀鮮新世火山岩類(安山岩及び同質砕屑岩類)が覆う。平坦面には大山火山による降下火山灰層が発達し,表層は黒ボクになっている。また小起伏面には残丘状の小丘もみられる。山頂近くには清水が湧出,地名の由来との説もある。氷ノ山後山那岐山国定公園に属し,樹齢300年余のブナ原生林が広がっている。南の鞍部には人形峠があり,昭和30年ウラン鉱床の発見以来わが国原子力産業の一拠点となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7184706