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道祖渓
【どうそけい】


井原市西江原町にある渓谷。県名勝。小田川の支流雄神川が雄神台(吉備高原の南端部)から平坦部に流下する所にできた約2kmにわたる急峻な渓谷。この一帯は輝緑岩地帯で,竜門の滝・稚児の滝・鬼が淵・底見ずの淵や天狗岩・八畳岩などの変化に富む景観が見られる。アラカシ・ケヤキ・ヤマザクラ・カゴノキなどの自然林がよく残っており,奇岩・清流に映えて美しい。道祖渓の名は,近くにある永祥寺の名僧のもとに集まった稚児の中に道祖神の化身がいたという伝説からとっているといわれる。上流に明治池と青野ダムがあり,年中渓流の水が涸れることがない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7185176