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鍋山
【なべやま】


後月(しつき)郡芳井町下鴨にある山。標高463.1m。近くに同名の集落もある。浸食されにくい玄武岩でできており,周囲が浸食されてもこの部分だけ残丘となって吉備高原上に残った。山の形が鍋を逆さに伏せた形をしていることからこの山名がつけられたといわれる。吉備高原に見られる玄武岩の残丘には,このほかに弥高山や須志山などがある。中国自然歩道に沿う千峰断層が南で突き当たる位置にある。鍋山周辺の高原上の畑作地帯では葉タバコ・コンニャク・ゴボウなどの畑作物を主な商品作物としており,水不足のため井戸を中心に集落が成立している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7185503