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広戸仙
【ひろどせん】


勝田郡勝北町大吉の北にある山。標高1,106m。津山盆地東北端にある日本原の北にそびえ,岡山・鳥取両県の県境をなす那岐連峰中の山塊の1つ。東は尾根伝いに滝山・那岐山が並び,南西に山形仙がある。いずれも南の日本原に向かって急斜面をなしている。西および北西は津川川の深い谷となる。地質は中生代~第三紀の安山岩質岩石を主体とする。旧広戸村の北にあったので広戸仙と称するが,中央部の最高峰を爪ケ城(山)という。爪ケ城の南東の尾根に甲山があり,天文年間に有元一族の広戸広家が在城した矢櫃城跡がある。氷ノ山後山那岐山国定公園に属している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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